競売との違い

競売任意売却はその性質がまるで違うものです。
まずはその本質をしっかり捉えることで、お悩みがある点についての対処方法を選ぶことができるようになります。

 

債務者(所有者)から見た場合

  • 競売の場合、所有者の意思とは全く関係なく強制的に処分されますが、任意売却の場合は所有者自らが契約行為を行いますので納得して売却ができます。
  • 競売で売却となれば、競売物件として書類が裁判所で掲示されます。また、新聞紙上や競売情報誌、更にはインターネットにも物件が掲載されますので、所有者(債務者)側にとって競売の公表は大きな心痛となることもあります。しかし、任意売却は、売出しをしていても何等普通の売却と変わらぬ方法で売却活動をするわけですから世間体はまったく気にしなくても大丈夫です。
  • 親族や知人に買戻しをしてもらいたい場合、任意売却が断然有利です。何故ならば、抵当権者や担保権者は売却価格が妥当な価格であるならば買主はあまり気にしません。
    買戻しを考えるならば、いくらで落札されるか解らない競売よりも任意売却での取引が有利です。

利害関係が成立している人から見た場合

  • 競売における不動産の売却は、売却基準価格を処分基準価格としています。
    内部の詳しい状況が分からないなどの理由から、実勢価格よりも2~3割程度安く落札されていますので、任意売却で広く一般的にエンドユーザーに対して売却すれば実勢価格に近い価格で売却できるため競売よりも高値で取引がされるというメリットが有ります。
  • 競売では申し立てから配当まで最近ではやや速くはなりましたが約6ヶ月から10ヶ月と時間がかかっています。任意売却では買受人を見つけ利害関係人と債権調整をし考慮したとしても回収期間は競売に比べ早期に回収ができます。


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